年の瀬
もう12/30、すっかり年の瀬ですね。
日本に生まれ育った身としては、年末年始と言えば冬なので、冬のないケニアにいるとまったく年末感がありません。
頭ではわかっていても、身体の感覚的に年末という感じがしない、といいますか。
なんとも妙な感じです。
あと、このクリスマス前後期間は、訳あってホテル籠もりをする羽目になったため、余計に感覚が狂っている気がしますね。
昨日ようやく家に帰って来ました。
10日間程度でもめっきり身体がなまってしまい、洗濯するのも料理するのもめんどくさくてダメです...(苦笑
職場復帰は来週になったため、まだ猶予があります。それまでに生活リズムを整えていかないと!
2021年、何をしたかというと、JOCV隊員としてケニアに来ました。
最初に思い立ってから4~5年越しです。なかなか選考に通らなかったり、ようやく合格してさあ行くぞ!と思ったら世界規模のパンデミックが起こったりと、ずーっとついてなかったですが、ようやくです。
ケニアに来てもう9ヶ月が過ぎました。時間が経つのは早くはなかったですが、気づいたらもうずいぶん経ってしまった感じですね。
隊員として来てみたら来てみたで、思うように活動ができず、無力感に苛まれたりもしますが、それなりに充実したアフリカ生活を送れていると思います。
まだあと1年以上期間はあるので、来年は計画している活動に取り組み、再来年は「いやよくがんばった」という気持ちで日本に帰りたいものです。
初めてのアフリカ。初めての長期の海外滞在。
とは言え、派遣されたティカの街はけっこう都市で、水も電気も通信ネットワークも良好なので、そんなに苦労せず生活できています。
アフリカは日本からはるか遠い場所で、住んでいる人たちの肌の色や言葉や文化や習慣は何もかも異なるわけですけど、しばらく暮らしてみて思うのは、表面的な部分はあれこれ違う部分はあるけど、本質的な部分はそんなに変わらないのではないか、というところですね。
自分と家族が食っていくために仕事しなきゃいけない、とかそういうレベルの話で。
日本だろうとケニアだろうと、そうやって人々は生活を営んでいるのだなぁ、という極めて当たり前のことが感覚的にわかってきた、そんな一年だったように思います。
ティカが都市であるという部分も大きいと思います。
西洋化したアジア人とアフリカ人の価値観はけっこう近しいものがあり、将来的に中流階級以上の人が増えていくと、その差はどんどんなくなっていくのではないでしょうか。良くも悪くも均質化していくのがグローバリゼーション。そんな気がします。
なんてことを言っていますが、たかだか1年足らずの期間ケニアに住んでいるだけの私の浅い考えにすぎません。
来年はぜんぜん違うことをブログに書いているかもしれません。
それはそれで面白いと思います。
今、ケニアはすっかりオミクロン株の大流行になってしまいましたが、これが収まったら今度こそ、どこかのナショナルパークに行きたいと思ってます。
ケニアに行ってからずーっと髪を伸ばしてて、人生最長のロン毛を更新し続けています。隙あらばドレッドヘアにもチャレンジしてみたい...
などなど、活動以外でも来年やることは山積みです。
残り1年3ヶ月、できるだけたくさん色んなことをやって、日本に帰って来られればと思います。
本年はどうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。