ティカ通信③ 発展する街
ケニアはキリスト教徒が多数を占める国です。国民の85%以上がキリスト教を信仰しているそうです。カトリックよりもプロテスタント教徒が多いのも特徴です。
そんなわけで、日曜日の午前中(いや昼過ぎまで、かな)は教会がにぎやかです。歌や説教がそこら中から聞こえてきます。意識してないと気がつかないですが、教会が街中の至る所にあるのだなと驚きます。
おかげで日曜日の午前中は人や車が少なく、気楽に街歩きができます。いつもの人混みは何なんだ!ってくらいに閑散してます。商店も大半が閉まってますね。スーパーマーケットさえ閉まってます(午前休かもしれません)。
ケニアでは気軽に街の写真を撮れない雰囲気があり(法的な理由もあり...)、いつもは自粛してるんですが、今日は人の少ないタイミングを狙っていくつか写真を撮ってみました。
基本的に街の中心エリアはゴミゴミしていて、人も車が多くてせわしない雰囲気で、ほこりっぽいのですが、それをちょっと外れるとこんな雰囲気に。近くを川が流れており(その名もティカ川)、浄水場などもあります。
この先にティカの観光名所である滝があるということだったのですが、入り口が見当たらず...たぶん浄水場を管轄する会社の敷地内にあるっぽいんですよね。いつかリベンジしたい。
インフォーマルセクターで働く人たちのことを、スワヒリ語でJua kali(ジュアカリ)と言うのですが、GoogleMap上にその名も「Jua Kali」というエリアを見つけたので行ってみました。もしかしたら、ベッドとかの家具を売ってる人がいるかも、と思いまして。
しかし実際のところ、ジュアカリエリアで作られていたのは金属製品でした...金属の板をぶっ叩いたり、溶接して加工してる人たちのお店が連なるエリア。しかも何を作ってるのかよくわからない。たぶん工業・農業関係の道具ではないかと思うんですが...
それ以外には、自動車修理工場や、かの有名なケニアナッツの工場などがありました。
上に貼った工場の写真は、そこからホテルへの帰り道、幹線道路沿いを歩いている時に撮ったものです。少しタウンセンターを外れたエリアで工業が発展しているんですね。
街がどんどん発展してる雰囲気はあって、タウンセンターから外れたエリアには新しいアパートが建てられ、新興住宅地になってる感じです。その隣りに古~い住宅地が残ったり。
そしてゴミが多い。道端の水路からは、日本では最近少なくなった「どぶ川」の臭い。この雰囲気は1950-60年代日本、みたいな感じなんでしょうか(まだ生まれてないのでわかりませんが...)
街が発展する勢いは非常に感じますし、そこで環境問題が置き去りにされるのは世の常ですね。私の取り組める課題は色々とありそうに感じます。
その一方で、工場の隣に畑があったり、ウシ・ヤギ・ヒツジなどの家畜や、ニワトリ・アヒル・ホロホロチョウなどの家禽の群れを放牧してたり、という光景も見られます。
あとは、大学が複数あったり、救世軍が運営する障害者向けのプライマリースクール(広大な敷地)があったりですね。街中では大学生っぽい若者をよく見かけます。学生の街という一面もあります。
街の中に線路が通ってて、駅もあったんですよね...しかもGoogleMapで見る限り北のキリニャガ・カウンティの方まで線路が続いているらしく...たぶん旅客じゃなくて貨物路線じゃないかと思うんですが。
今、上の写真みたいにどんどん街の周辺が開発されて、広がっていっている感じだと思います。きっと、10年後に来たら全然違う光景になってそうな気がします。
まとまりない感じですが、今日は街の写真をいくつか撮れたので満足です。明日はボスに会いに事務所に行くので、やや緊張しております(笑)ではまた。