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×2020年4月→改め2021年3月よりJOCVとしてケニアへ。いろいろ情報発信ができるといいな

ティカ通信④ 垣間見るローカルの世界

ティカという街は、気候的にナイロビと全然違っているそうで、これから雨季に入り、気温が低くなっていくそうです。今朝もずいぶんと冷えました。

在日ケニア大使館のHPには「大雨季が3 月から5月」だと記載されていますが、これがナイロビのことだとしたら、そんなに違うの?という感じです。車で1時間くらいしか離れてないのに、雨季のタイミングがぜんぜん違うなんて!

www.kenyarep-jp.com

 

そんなことを職場の同僚が教えてくれたのですが、その人に手伝ってもらいながら昨日から新居の準備に奔走しています。彼女は、私の前任者もお世話になった人なのですが、やっぱりこういう場面ではローカルの人というか、地元っ子は強い。
とても私自分一人では行けなさそうな地元のマーケットに顔馴染みのお店があって、かなり安い価格で家具なんかを買うことができました。

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マーケット内のお店より。このお店ではベッドマットやシーツ、枕、プラスチック製の椅子、蚊帳なんかを買いました。

彼女曰く、ケニアは圧倒的にプライベートビジネスの世界であり、ショッピングモールとかスーパーマーケットはカネを持ってる人間が行くのだと。ティカにはNaivasとかQuickmartといったケニアのスーパーマーケットがあって、家具・家電までだいたい何でも置いてるんですが、やっぱり高いですね。スーパーで買おうとしたら完全に予算オーバーします。
けっきょく路上のジュアカリと価格交渉して買い物することはなかったわけですが、ティカでは路上で家具を売ってる人たちはこのマーケットで買ってるんだから、こっちのが安いんだよ!とのこと。真偽のほどはわかりませんが、いいのです。予算内に収まる価格なら(笑)

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運び込まれたベッドの一部とマット

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椅子。本当はマーケットで作られてるものが良かったのですが、予算上妥協せざるを得ないことも...

他にも必要なものをあれこれ買い揃えて、だんだん部屋が人の住む空間になりつつあります。そのうち写真をアップしますので乞うご期待。

そういえば、こっち(ティカ)の人は英語・スワヒリ語の他にキクユ語を使います。人の話を聞いてると時々、「あれ、これスワヒリ語じゃないな?」ということがあるのです。
多くのケニア人は、母語として自民族の言葉(Local Language)を話し、学校でスワヒリ語と英語を学ぶので、まともに学校に通った人はもれなくトライリンガルになるというわけです。キアンブはキクユ人の多いカウンティなので、母語がキクユ語の人が多いのですね。

そういった民族語は学校で教わることはないそうです。家庭や地域で話される言葉。学校教育がしっかりと普及すればするほどに廃れていく言葉でもあるのでしょうね。昔の日本にもあったであろう、それぞれの地域の民族語みたいに。
いろんな人に、ティカに住むのならキクユ語も覚えた方がいいよ!と言われます。
スワヒリ語がわかる程度では、まだまだローカルの世界に入り込めないようです(そもそもスワヒリ語だって日常会話レベルに達してないというのに...w)

先日街歩きをした幹線道路沿いですが、「あの道は反対側にスラムがあるからあんまり歩かない方がいいよ」と言われてしまいました。いやはや。気を付けます。