スワヒリ語初学者によるスワヒリ語講座(2)
二本松での訓練もあと10日ほどになりました。
かなり高濃度の日々を送っているので、「あっという間」という感想はないですね。充実しています。
とは言え、訓練の初めの頃と比べると1日や1週間の体感時間は早くなっている気がします。慣れと時間間隔の関係性っておもしろいなと思います。
さて、世の中は新型コロナの話題で持ち切りですね。
福島の山中で俗世から隔離された生活を送っている私たちでも、訓練期間中のビッグイベントが中止になるなどの影響を受けています。
現在の懸念は、無事に出国できるのだろうか?ということ。
本当に心配です。
約1ヶ月後の出国の予定になっているのですが、どうなることやら...
さて、気を取り直してスワヒリ語講座の第2回です。
自分自身の復習も兼ねて。
スワヒリ語は初学者にやさしいです。
・やさしい点①:ローマンアルファベット表記であること。
文字を覚えなくてもよいというこのありがたさ。
・やさしい点②:発音が難しくないこと。
英語の発音ができればほぼ問題ありません。そして、子音と母音がだいたい1対1の組み合わせで、日本語に近い感覚なので発音しやすいです。
Hujambo! / Sijambo!(フジャンボ!/スィジャンボ!:こんにちは!)
Habari gani?(ハバリ・ガニ?:最近どう?)
Nzuri sana.(ンズリ・サナ:とてもいいですよ)
Asante!(アサンテ!:ありがとう)
Karibu!(カリブ!:どういたしまして)
だいたいローマ字読みでいけます。
そうは言っても、スワヒリ語は決して簡単な言語ではありません。
初学者にやさしくとも、文法が我々学習者に牙をむきます。
スワヒリ語。スワヒリ語ではKiswahili。
サブサハラ地域に広がるニジェール・コンゴ語族の一つ、バントゥー語群の中の一つです。
アジアやヨーロッパの言語とは異なる文法を持っています。
・接頭辞の多用
・名詞クラス
・動詞複合体
などが特徴としてあるそうですが、難しいので接頭辞の多用の例を挙げて今日は終わりです。接頭辞だけではなく、接尾辞も色々くっつきます。
ku-chukua:取る(動詞の原形)
Ninachukua.:私は取ります。
Ulichukua:あなたは取りました。
Ninakuchukulia.:私はあなたからとります。
Ninakuchukulieni.:私はあなたたちから取ります。
Wamechachukua.:彼らはもう取りました。
Wamechatuchukulia.:彼らはもう私たちから取りました。
Wamechakuchukulieni.:彼らはもうあなたたちから取りました。
動詞の原形が接頭・接尾辞の中に埋まってしまうのがわかるでしょうか。
最初はこれが慣れないですし文字にすればややこしく見えますが、発音したらそこまででもないんですよね。
主語ー時制ー目的語ー動詞、という流れなので。
スワヒリ語の恐ろしさはまだまだこの先にあるのですが、残りはもっと勉強してから!