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×2020年4月→改め2021年3月よりJOCVとしてケニアへ。いろいろ情報発信ができるといいな

ティカ通信⑦ Madaraka Dayの記録

引っ越しして初めての朝でした。
硬いベッドマットに違和感を覚えつつも、寝られないことはなさそうです。そのうち身体のほうが慣れるでしょう。

朝から断水に見舞われ、途上国の洗礼を受けております。
先輩隊員から水の備蓄は必要だとアドバイスをもらったので、さっそく一本買ってきました。10Lサイズのペットボトル。中の水を消費したら、中に水道水を入れておいて、断水時のトイレ用水などに使用します。また機会を見てもう1本くらい調達しようと思います。

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10Lペットボトル。これを買うとスーパーから歩いて帰る気がなくなります...

ケニアでは郵便サービスがまったく当てにならないそうで、JICAからは民間の運送サービスを使うように指示されています。
今日は祝日なのでやってないかも...?と思いつつG4S(いつも使っている運送サービス)の事業所へ行ったみたところ、大量の荷物に埋もれて電話をしてる店員が一人。これはやっぱり営業してないのかな...?と思ったのですが、手招きされたので店内へ。
手続きの間、彼はずーっと電話をかけ続けてましたが(たぶん私用電話)、電話が終わると「あんた最近毎日来てくれてるよな、いいお客さんだ」と会話が始まりました。こちらが覚束ないスワヒリ語を披露すると、気を良くしたのか、なぜか2人で写真を撮ることに(笑)(彼のスマホで撮ったので、あいにくその写真は手元にありません)
今日は祝日でお客さんも少なかっただろうし、緩い雰囲気だったのかもしれませんね。

www.g4s.com

 

Naivas、Quickmart以外のスーパーにもチャレンジしてみたわけですが、狭い通路に所狭しと商品が並べられていて、まるでドン〇ホーテのようでした。
大手とちょっと違った品ぞろえもありそうで、また次回探検する価値がありそうです。
ティカに本社のあるスーパーマーケットチェーンで、このお店が本店だったみたいです。

en.wikipedia.org

 

アパートに帰ると、子供たちに絡まれました(笑)今日は祝日なので、彼らは学校に行ってないんですね。
こっちがつたないスワヒリ語で話しかけていると、小学校低~中学年くらいの子たちが普通に英語で話してくるのでびっくりします。友達同士ではスワヒリ語かキクユ語かで話している一方で、普通に外国人に対しては英語で話せるという。すごいなケニア人。
ませた感じの女の子が「あんた中国人でしょ?」って言うので、「違うよ、日本から来たんだよ」と言ったら、「えー!初めて日本人に会った!」と(Japaneseって単語がとっさに出てこないのはご愛敬です笑)。

街を歩いていると「China!」とか「你好!」と言われるのは協力隊あるあるなんですが、少なくともケニアに関して言えばそれは当然なんですよね。
ケニア在住の日本人は1000人にも満たない一方で、中国人の数は数10万人。文字通り桁違いの人数がケニア国内にいます。職場の人いわく「国内の少数民族よりも中国人の方が多い」と。店で売られている商品でも、雑貨類や電気製品などかなりの数が中国から入ってきています。
そう考えると、むしろ彼女たちが日本という国を知ってるだけでも驚きなのでは?とすら思います(日本の小学生のどれだけ割合がケニアのことを知ってるか、と考えてみれば)。とは言え、ケニア国内を走っている自動車のほとんどは日本車ですし、そのおかげで知名度が高いのかもしれません。

このアパートやその近隣は、子供の数がすごく多いです。夕方遅くまで、子供たちの騒ぐ声が聞こえます。ケニアは日本と比べればまだまだ若い国なので、どこへ行ってもきっと子供は多いんだろうと思います。
そんなケニアでも、80年代半ばには約7だった出生率が、2019年には約3.5と半減してるんですよね。

Fertility rate, total (births per woman) - Kenya, Japan | Data

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世界銀行のデータより。

こんな感じで、近所の人とか、街の人と馴染んでいけるといいなと思います。簡単にはいかないでしょうけども。
明日からいよいよ派遣先での活動が始まります。晩ご飯食べて、早めに寝ます!