ケニア滞在第五週 ナイロビより愛をこめて⑥
ナイロビの地を踏んでから、まる4週間が経過しました。
当初の予定では、今週から任地での生活が始まるはずでしたが、延期されています。
今週は滞在先のホテルが変わりました。
キッチン付きのアパートメントタイプのホテルです。ホテル住まいでデリバリー食ばかりだと、栄養的にもコスト的にも調整しにくいということで、キッチン付きのところに移らせてもらうことに。
一人だとかなり広いんですが（特にリビングが）、「密」を避けるためのホテル住まいなので仕方ないですね。
不満点を挙げるとすると、前のホテルで見られたケニア・テレヴィジョン・ネットワーク（KTN）のニュースが、こっちのテレビでは見られないことです。まぁ、BBCとCNNが見られるのはありがたいんですが、ケニアのニュースを前ほど拾えないのがね...
今日はタクシーでショッピングセンターへ買い物に行きました。行きはBoltという配車アプリでタクシーを呼んで、帰りはその運転手に直接電話して来てもらった（呼んでくれ、って言うので）わけですが、帰りの料金はずいぶんとふっかけてくるので笑ってしまいましたね。
ビビりなので値切り交渉は苦手なんですけど、さすがに今日は値切ってやりました（笑）それでも、たぶんBoltの正規料金よりは高いはず。
ということは、UberとかBoltみたいなサービスには、運転手が勝手に料金を請求できないような何らかの仕組みがあるんですよね。どんな仕組みなんでしょうか。あと、運転手たちが、どれだけああいうサービスに持ってかれてるのかも気になるところ。
さて、JOCV隊員は派遣中、食費・光熱費・家賃・交通費・通信費etcなどとして現地生活費というものを支給されています。隊員の任地は基本的に途上国なので、一般的な日本での生活費よりもずっと少ない額です。
しかし、現状大きな問題がありまして。ナイロビって物価安くないんですよね...野菜や果物などの農産物とか、タクシー代なんかは日本と比べてずいぶん安いですけど、現在私たちが買い物をしているショッピングモールのスーパーの商品は、日本と比べても決して安くないと思います。物によりますが。
この一ヶ月間のM-pesa支払いを見たら、月の支給額を大幅に上回っていて「ヤバいな...」と思いました。日本から多めにお金を持ってきているので今のところは大丈夫ですが、調子にのってシャツ作ってる場合じゃないぞ、と。（実際のところ、あのシャツにはとても満足してるので後悔はありませんけどね！）
たぶん、地方に行ったらずいぶん物価は安いのだと思います。そういえばジョージア旅行した時も、首都トビリシを離れたら急に食事の値段が安くなって「なるほどなー」って思った覚えがありますね。早く任地に行きたいな...
さて、ようやくキッチンのある環境になったのですから、節約のためにも自炊しないと！ということで、晩ご飯を作っていきたいと思います。
今夜の料理は、「肉と野菜と豆を適当に煮込んだもの」です。材料はこちら。
おいしそうですね（？）
ここから必殺の隠し味を加えていきます。
ムチュージの素！！
日本のカレーとかシチューとか肉じゃがみたいな類いのものを、こちらでは総称して「ムチュージ」と呼びます。
すなわち、「肉と野菜と豆を適当に煮込んだもの」が「ムチュージ」というそれっぽい料理に変身する魔法の粉というわけです。
ムチュージの素は白い粉なんですが、水に溶くと見ての通りオレンジ色の液体に。ま、魔法の粉...
出来上がったものがこちらです。
ムチュージの素のスパイスが効いていて、おいしい！そんなわけで、食べるものに困ったら、肉とか野菜とか豆とかイモとかをムチュージの素で煮込めばいいことがわかりました。これで生きられる...
なお、デザートのカスタードアップル（写真右）は、まったく熟しておらず、食べられたものではありませんでした。残念すぎる...
そうそう。今日の野菜は、元JOCV隊員の人が経営するナイロビの八百屋さんで買いました。
元JOCVの社長さんのプロフィールも見つけたのであとで読んでみます。
そんな感じで、相変わらずポレポレな生活を送っております。
アルファジリで買った豆をもどしているので、明日煮て食べてみようかな。ポレポレ。
